朱く - 可不

朱く - 可不

夏が終わる。朱く - Dress in Red歌唱:可不曲:お餅( https://twitter.com/omochidesuwayo )動画:Tomopilo( https://twitter.com/tomopilo36 )絵:はつか さま( https://piapro.jp/alice_20 ) ※ピアプロからお借りしました歌詞窓を叩く雨が枯れ切って甚く澄んだ大気の中で消えてしまいそうな柔い僕が足掻いているしたい事もままならないからただ生きるだけで精一杯崩れてしまいそうな鈍い僕で足掻いている頬杖一つ付いて、船を漕いで、瞬いて、薄い目を擦って、ぼやけた頭で想うのさ夏が明けてしまったんだ染め抜く空を茜が覆うままこの日々を埋めるような光が欲しいだけもう忘れられない想いの分が零れてはこの胸を朱く満たすのだろう雨の匂いに胸が詰まって明日の形も分からなくて褪せてしまったのは遣る瀬ない生き方ばかり金木犀の匂い、木々の隙間、濡れた頬、辛いことなんて何もない全て呑み込む光があるだけ駆け抜けて、駆け抜けて、駆け抜けた分だけもう白い呼吸をするだけのあの頃に戻れないんだ心の臓を満たすような鼓動が欲しいのさもう少し大人になってしまえば判るからこの夢も叶えばいいのに夕焼け小焼け、黄昏れる街、落ちる一片、一つ一つ拾って生まれ落ちて幾星霜の世界は僕らの想いのままに茜差す日々も玉響の夢も久方の空も何も忘れてしまえ月落ちて、夕冴えたあの空の向こうへ花に嵐の吹きゆくままにこの日々を埋めるような光が欲しいのだ僕を照らす言葉の類が包み込むようにこの胸を朱く焦がすのだろう夏も終わっていく朱く染っていく

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41066460