けものフレンズ3イエイヌ(雑種)フレンズストーリー_km3

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イエイヌです1話#00:132話#07:023話#12:59イヌはイヌ科動物の総称であり、私たちの身近にいるイヌを「イエイヌ」として区別している。私たちが飼っているイヌにはプードルやコリーなど多様なものがいるがこれらは人工的に作られたものだ。イヌは最初に人に飼いならされた動物で、私たちの生活に深く入り込んでいる。研究によると、ユーラシア大陸と北アメリカに存在しているオオカミから多元的にイヌが誕生したという仮説がある。日本犬には柴犬、秋田犬などが知られている。そこで日本犬のルーツを探ると起源は不明とされている。しかし縄文時代の遺跡からイヌの骨が見つかっている。それが日本における最も古い記録だ。縄文時代のイヌは丁寧に埋葬されている。それは家族の一員でもあり、おそらく狩りに使われてきたからだろう。縄文犬の特徴は中型で体長が40~42センチ、巻き尾、細身の顔、そして何よりも特徴的なのは額段(ストップ)と呼ばれる額から鼻にかけての段差が小さいことだ。つまり顔全体がとんがっていてやや弱々しくも見える。縄文犬の特徴を備えたイヌがスマトラとボルネオにいる。ここの人々は狩りのためにイヌを飼っている。日本犬はこの辺りのイヌが何らかの方法で入ってきたのではないだろうか。スマトラで実際に狩りに同行すると4、5人の男と2、3頭のイヌが森を駆け巡る。スマトラの山は険しいがイヌは急斜面を弾丸のように走って獲物を探しまくる。このときのイヌの様子を見ていると特徴的な細い体が藪を縫うように走ることに有利であることが分かる。スマトラ、ボルネオはユーラシア大陸の南端にあり大陸と隔離されているので、スマトラやボルネオのイヌはここで誕生したと考えても良いだろう。柴犬愛好者にも縄文犬のようにストップが浅い個体を好む人がいることも付け加えておこう。(自然写真家 山口進 フォト解説より)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41080125