けものフレンズ3ホワイトサーバルフレンズストーリー_km3

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ニコニコしながら録画編集しました1話#00:142話#08:053話#14:25ホワイトサーバルは、サーバルの白変種(leusism)とされます。生き物の体が白くなる現象としては、黒い色素であるメラニンが合成できないことによるアルビノ(albino)が有名ですが、白変種の場合にはメラニンは合成できますが、他の遺伝的な変異により体の色が白くなります。生き物の瞳を覗き込むと、アルビノの生き物では血液が透けて赤く見えますが、白変種の場合にはそうしたことはありません。体が白くなる白変種は、一見目立ちやすく生存に不利に見えますが、冬に雪で覆われるような寒い地方など、一定の条件が揃えば有利になることも考えられます。アメリカではクマの白変種は黒いクマに比べ、水中から目立たないため、効率的にサケを捕まえられるという研究があります。北海道の北東部に位置する択捉島や国後島では、固有の「白いヒグマ」の集団がおり、現在、研究が進められています。ところで、初夏に姿を見せる、ウスバシロチョウというアゲハチョウの仲間がいます。日本において、このチョウは、太平洋側ではその名の通り透明感がある白い翅をしているのですが、日本海側では翅の色が黒く変わり、同じ種なのに地域によって全然違う姿をしている不思議なチョウです。このチョウを調べれば、どういう場合に、白変種が有利になるのかを理解するきっかけとなるかも知れません。ちょっとした山に行けば観察できるチョウですので、皆さんもぜひ観察してみて下さい。(外来生物学者 坂本 洋典 フォト解説より)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41082564