8bitパソコンWZ-660、初の実機デモ動画

8bitパソコンWZ-660、初の実機デモ動画

DIGILENTのFPGAボード、Arty(旧型のArty A7-35T)で作った8bitパソコンWZ-660の実機でシューティングゲームのデモ画面が動作しました。エミュレータの動画と色が異なるのは実機のVGA出力がまだ8色なので。そしてキーボードの実装がまだ無いため自機は動きません。しかし実機に実装された8bit CPU WZetaによって描かれています。開発中のBIOSのグラフィックルーチンで動作。ゲーム専用機に良くある画像専用ハードのスプライトをWZ-660は持っていないためCPUで直接、VRAMに書いています。動画の後半にエミュレータで動作している動画があります。速度の調節が実機でまだうまくできていなくてエミュレータの速度が正しい。エミュレータより3倍高速な実機は8bit CPUに余力があることはわかります。エミュレータはIntel 11世代の2.6GHzで動作していますがCPUの消費は4%(Core2などの古いCPUでも16%程度)参考までファミコンCPU は6502カスタム(RP2A03)で周波数 1.79MHz、VRAM 2KB(←ネット調べた)(今回の実機の)WZ-660のCPU周波数100MHz、VRAM 38KB×2 = 76KB●オープンソースの8bit CPU WZeta https://wzeta.idletime.tokyo/WZeta って、何の役に立つの?という人にIoTで大量に使われることになるCPUを、できる限り少ない地下資源で製造すること。ゴミから資源を回収するコストを考えるなら最初からという考え。ファミコンのCPUで説明するとファミコンのCPU 6502はZ80の1/4のトランジスタ数なのです。いいかげんだけど、同じ資源で4倍のCPUが取れると思える。2コアのCPUのほうが1コアを時分割するより、プログラムが作りやすい場合があって、WZetaのSDogコアでは少ない資源で作れることがWZetaを推せる点かも。従来より高度なプログラミングテクニックを駆使すれば、省資源がもっと効果的になるあたりも、これから名声を得たい新しい人向けに向いています。●動画で使ったビットマップの素材ビットマップデータは「ゲーム アルゴリズム まるごと図鑑」廣瀬豪(著)にある素材を使って16色に減色したもの。この本に「本を買った人は使って良い」と書かれています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41144163