『ひ』 / 知声

様々な「ひ」についての歌※動画内の絵はすべてAI画像です「ひ」words & music ポップ＆ビネガーうた VoiSona 知声冬の凍てつく痛みの中で 夏の気障りな怠さの中でわたしは手の中「ひ」種を持っている「ひ」のない所に煙が立って 燃えないはずのものが燃えてるやろうと思えば 人差し指と親指で 「ひ」を起こす「ひ」えた心を「ひ」は求める 一瞬の隙、「ひ」は逃さない「ひ」の用心 「ひ」の用心 「ひ」は人間の思い通りにはいかないだれでも小さな「ひ」を持っている どこでも密かに「ひ」を持ち歩く人差し指と親指でなにをしでかした こんな容易く拡がる偽りの炎山が燃えてる 海が燃えてる 燃えないゴミの日に混ぜて捨てる燃え残った 靄がかった 胸の奥で圧縮された感情涙枯れた地で人が燃えてる 暗闇の中 言葉が燃えてるその暗闇を「ひ」は照らさない その「ひ」はひたすら黒い煙を吐くどこにいてもたってもいたたまれず「ひ」を追うごとに行き場所はなく「ひ」はまた昇り 置き去り沈む 「ひ」かれあったはずのわたしたち 引き裂いていく「ひ」日常または非情非業非常誹謗中傷 火を見るより明らかな過激茶番劇ひとりひとりが抱えるヒストリー 独りよがりのヒビが入るだれひとり修復できずに ただ「ひ」くばっかりの傍観者被害加害肥大した報道 酷い光景だけが更新する寒波　熱波　電波　Get Upフランクザッパのレコード持って 無人島に行く舟に乗れ水に流せなかった傷の跡 水が押し寄せるのはいつも後自傷行為にひた走る傷だらけの森 砂上の楼閣が燃えてる雨乞いの悲願は叶わず ただ冷えた空気に「ひ」を燃べるひきこもって秘密のカギで 卑怯者の碑文を読み解けもっと日和って おもちゃの部屋は 出口入口 ただひとつひりひりと喉が焼けつく空気の中で 誰がわたしの「ひ」を消したの涙さえも蒸発させた なれの果ての荒野でそれでもまた冬が来れば「ひ」を燃やさずにはいられないもし「ひ」がなければ、人はこんなにも 夜通し宴を開けなかったもし「ひ」がなければこんなに 哀しくはなかったあなたと本当は今頃「ひ」で結ばれたはずなのに

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