米軍、人民解放軍ロケット軍の全基地の座標を公開

米軍、人民解放軍ロケット軍の全基地の座標を公開

アメリカ空軍の教育機関であるアメリカ空軍大学は10月24日、中国人民解放軍(PLA)ロケット部隊に関する調査結果を発表しました。中国のロケット部隊の発展状況、全基地の座標、人員の配置、兵站、指揮など、すべての情報を公開し、世界で高い関心を呼び起こしました。 報告書は255ページにも及び、本部から調理班までの情報を詳しく記載されました。 PLAロケット軍は、2016年に改名されるまでに「第二砲兵軍」と呼ばれ、核抑止、核反撃、通常ミサイル精密打撃をその任務とし、陸上発射式の核弾頭搭載の戦域・戦略弾道ミサイル、通常弾頭の短距離弾道ミサイルを運用するために1966年極秘裏に設立された組織です。 しかし、第一世代ミサイルの大部分の射程や反撃能力が極めて限定的なものだったので、「未成熟」と分類されました。 同報告書は、ロケット軍が1960年代から1970年代にかけて長距離のシステムの開発をスタートし、1980年代初頭にはアメリカ本土に到達できる大陸間弾道ミサイル「DF-5」を導入し、規模と反撃能力を着実に、かつ段階的に拡大したと論じています。 アメリカ空軍大学は、この報告書に含まれた情報が学界のギャップを埋め、PLA研究コミュニティーにとって貴重なリソースとなり、PLA部隊へのさらなる研究と理解の促進に役立つことを期待しています、と表明しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41296452