インフレ時の強い味方? マクドナルド業績好調、セットメニューが人気

インフレ時の強い味方? マクドナルド業績好調、セットメニューが人気

米ファストフードチェーン大手マクドナルドが発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は、既存店の売上高と利益が予想を上回った。値上げのほか、インフレ下でお得なセットメニューを求める消費者の利用増が寄与した。位置情報分析会社Placer.aiのデータによると、米国内店舗の来客数は9月に6.2%増加し、競合他社の0.8%増を上回ったという。インフレに苦しむ米国民の間でお得なセットメニューが人気だ。位置情報分析会社、Placer.aiのデータによると、マクドナルドの米国内店の来客数は9月に前年比6.2%増加。競合他社の0.8%増を上回った。第3・四半期(9月30日まで)の既存店の売上高と利益は予想を超えた。人々はお得なメニューを求めてやって来るが、支払額は増えている。マックは競合他社と同様、材料費と人件費の高騰に対応するためハンバーガーやフライドポテトを値上げ。米国でのメニュー価格は第3・四半期に10%超上昇した。直近のリセッションでは、低所得層をつなぎ止めるため安価なセットメニューに頼っていたが、オンライン注文とデリバリーで、今後予想される景気後退を乗り切る意向だ。ケンプチンスキーCEOによると、10月に発売された大人向けの「ハッピーセット」は米国のデジタル取引で過去最高を記録した。同氏は、米国では軽―中程度の景気後退を予想。欧州では「もう少し深く、長い」景気後退を予想していると述べた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41300055