寺田総務相“故人記載”問題 市民団体が東京地検に告発

寺田総務相“故人記載”問題 市民団体が東京地検に告発

2022年11月2日 19時23分 寺田総務大臣の地元後援会が政治資金収支報告書に亡くなった人を会計責任者として記載していた問題で、2日、市民団体が政治資金規正法違反や有印私文書偽造の疑いで寺田氏らの告発状を東京地方検察庁に提出しました。寺田総務大臣が関係する政治団体で、広島県にある「寺田稔竹原後援会」をめぐっては、2019年と2020年の政治資金収支報告書に、すでに亡くなった人の名前が会計責任者として記載され、収支報告書に添付された宣誓書にも同じ人の押印があることが明らかになりました。寺田氏は1日の参議院総務委員会で「収支報告書を提出した担当者に死亡の事実が連絡ミスで伝わっておらず、そのまま提出したと聞いている」と説明しています。この問題で市民団体は、2日、寺田氏は会計責任者が亡くなっているのを知りながら、後任が決まらないため、うその記載を容認した疑いがあるなどとして、政治資金規正法違反や有印私文書偽造の疑いで寺田氏や後援会の事務担当者らの告発状を東京地方検察庁に提出しました。会見した市民団体の岩田薫共同代表は「全国の選挙管理委員会を統括する総務省のトップがみずから違反することは全く信じがたいことで、検察には速やかに事実関係を調べてほしい」と述べました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41325417