政府 北朝鮮の核実験含め警戒続ける Jアラートに課題も

政府 北朝鮮の核実験含め警戒続ける Jアラートに課題も

2022年11月4日 4時44分 北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次ぐ中、政府は核実験を含めたさらなる挑発行為への警戒を続ける方針です。一方、3日はJアラート=全国瞬時警報システムで伝えた情報の内容を訂正するなど、課題も浮き彫りになり、対応が求められそうです。北朝鮮は2日に続いて、3日は午前7時台から8時台にかけて少なくとも3発、そして、午後9時台に3発の弾道ミサイルを発射しました。午前中に発射されたミサイルのうち1発はICBM=大陸間弾道ミサイル級の可能性があるとされ、政府内では「北朝鮮が挑発行為のレベルをまた一段あげた」という見方が出ています。政府は4日までとされていたアメリカ軍と韓国軍の空軍による大規模訓練の実施期間が延長されたことから、反発を強める北朝鮮が核実験も含め、一層挑発行為をエスカレートさせるおそれがあるとして警戒を続ける方針です。一方、3日の発射をめぐって、政府は日本の上空を通過する可能性のあるものを探知したとして、2回、Jアラートを発信しましたが、その後、実際には通過していなかったと訂正しました。また、Jアラートでの避難の呼びかけが、ミサイルが日本上空を通過すると予想した時刻よりあとになるなど課題も浮き彫りになり、対応が求められそうです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41325507