天安門事件で収監された最高幹部鮑彤氏が逝去

天安門事件で収監された最高幹部鮑彤氏が逝去

11月9日、1980年代の改革派指導者・趙紫陽(チョウ・シヨウ)元総書記の秘書であった鮑彤(ホウ・トウ)氏が90歳でなくなられました。鮑氏は中国の政治改革の先駆者(せんくしゃ)であり、1989年の「天安門事件」に関連して逮捕・投獄された最高位の官僚でした。息子の鲍朴(ホウ・パク)は、「父は安らかに息を引き取りました」と訃報(ふほう)を発表しました。常に「中国公民」と自らを定義していた鮑彤(ホウ・トウ)氏は、中国の時政に関する意見を積極的に表明し、晩年(ばんねん)になっても、中国の民主化と自由の道を促進することを願って、マスコミの取材を受けることが多く、多くの人から尊敬を集めていました。鮑彤(ホウ・トウ)氏の娘の鲍簡(ホウ・ジェン)はツイッターで、父は「まだこの土地に希望を抱いている」と述べ、また、「人間は天と地の間の非常に小さな歴史的存在である。私が90歳かどうかはどうでもよい。重要なのは、私たち全員が未来のために、今日戦わなければならない、私たちが今できること、すべきこと、やらなければならないことを、しっかりやるべきだ」と数日前の父の90歳の誕生日に父が話した言葉を引用しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41365579