蔡英文氏 地方選失敗で党主席辞任

蔡英文氏  地方選失敗で党主席辞任

台湾で4年に1度の統一地方選が26日、投開票されました。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統率いる与党・民主進歩党(民進党)は、台北市など主要都市で相次ぎ首長ポストを落として大敗しました。蔡氏は同日夜、責任を取り党トップの党主席を辞任すると表明しました。総統としての職務は続けるが、政権への打撃は避けられません。台北市長選は元総統・蔣介石のひ孫にあたる国民党の蔣万安氏(43)が勝利しました。もともと民進党が強い桃園市の市長選も、国民党の張善政氏(68)が競り勝ちました。蔡氏は選挙戦終盤で、台湾への統一圧力を強める中国への対抗を強く訴えました。新型コロナウイルス対策など内政問題での批判をかわせず、大敗につながりました。次期総統選に向け親中の国民党が勢いづく形となり、蔡政権の今後の対中政策に影響する可能性があります。

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