「女性成功への道は全て閉鎖」、涙にくれる学生 が大学の女子教育停止

「女性成功への道は全て閉鎖」、涙にくれる学生 が大学の女子教育停止

 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の高等教育省は20日、公立と私立の大学に対し、女子教育を直ちに停止するよう命じた。別途通知があるまでとして期限を設けておらず、米英や国連からは強い非難の声が上がった。 東部ジャララバードでは21日、大学の前で男子と女子の学生が別々に抗議活動を行った。 首都カブールに住むこの女子学生たちは、教育停止の決定決定が大学に書簡で発表されて以来、ショックを受けている。 ラファトさんは、ソーシャルメディアでこの禁止令について知った時、フェイクニュースかもしれないと思った。しかし、国際的な報道も禁止令の事実を確認していた。「今朝大学に行ったら、私たちは大学構内に入ることを許されていないと知った。女子学生は不当な扱いを受けていた」 今回の停止命令は、タリバン暫定政権が国際的に認められたり、経済に深刻な悪影響を及ぼしている制裁から脱却したりすることがより困難になる可能性がある。 学生のハスティさんは、アフガニスタン社会の発展がまひすると語った。「私たちが大学教育を禁止されたことをクラスメートから知らされて、大泣きした。勉強に必要なものは全部持っていたのに、勉強できなかった。私たちは朝まで起きていて、一睡もできなかった。太陽が昇ったとき、私たちはアフガニスタンにはもう女性のための人生はないと感じた。女性が成功するための道を全て閉ざしてしまったから」 アフガニスタンでは、大半の少女が初等教育以上の学校に行くことができない。タリバン暫定政権は、女子の中等教育計画に取り組んでいるとしているが、時期は明確にしていない。 外務省高官や政権報道官などはここ数か月で女子教育に理解を示す発言をしていたが、最終決定はタリバンの最高指導者が握っている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41539834