カーネギー:中国のAI監視技術、約50カ国に輸出

カーネギー:中国のAI監視技術、約50カ国に輸出

中国のAI監視技術が成熟するにつれ、近年多くの全体主義国家に普及したため、さらに研究が進み、中国がその統治モデルを外部に輸出するための市場となっています。ワシントンのシンクタンク、カーネギ国際平和財団の研究者であるスティーブン・フェルドスタイン氏は、中国のAI監視技術は一帯一路(いったいいちろ)の50カ国に輸出された可能性があると推定しています。カンボジアでは首都プノンペンに中国製の監視カメラが1000台以上設置され、ミャンマーでは中国と同様のサイバー法が制定され、FacebookやTwitterの利用が禁止されたということです。中東では、イランも中国の技術を使ってスマートシティを実現しています。国内28の都市に1500万台のカメラを設置し、首都テヘランと中国にある2つのコントロールセンターにデータをアップロードしているのです。台北のAI専門家である杜奕瑾(トゥ・イーチン)氏によれば、こうした技術やハードウェアの輸出は、商業的な利益に基づくだけでなく、中国が対外的な手段で安定維持能力を強化するための手段でもあるとのことだ、と述べました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41540334