中国抑止へ日米の能力を統合

中国抑止へ日米の能力を統合

日米両政府は11日午後(日本時間12日午前)、外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を米ワシントンで開催した。日本の新たな国家安全保障戦略を踏まえ、日米の能力を統合し、中国や北朝鮮に対する抑止力を強化する方針を打ち出した。日米の共同発表文書には、沖縄県駐留の米海兵隊を25年までに改編し、離島有事に即応するMLRを創設すると明記された。強引な海洋進出を続ける中国への対処力を強化するもので、オースティン氏は共同記者会見で「地域の平和と安定を維持する同盟の能力を強化するものだ」と強調した。中国については、共同発表文書で「自らの利益のために国際秩序を作り変えることを目指している」と指摘。「同盟及び国際社会全体にとっての深刻な懸念であり、最大の戦略的挑戦」と位置づけた。不透明な核戦力の増強を急速に進めていることへの懸念も共有した。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41649508