中国共産党は権威主義を魅力的に装う

中国共産党は権威主義を魅力的に装う

アメリカの元国家安全保障問題担当大統領副補佐官マシュー・ポティンガー氏は昨日、台湾の国立政治大学で講演し、台湾は民主主義の模範であると述べました。2週間前に台湾民主基金会が行った世論調査でも、4分の3回答者が「問題はあっても民主主義は最良の制度である」と考えており、若者ほど民主主義への信頼が浸透していることが台湾の強みであることが示されています。ポティンガー氏は、台湾の民主主義が攻撃されていること、攻撃は主に「心理的」なものであるが、それでもかなり危険であり、その脅威は「政治闘争」という形で北京からやってくること、民主主義への信頼を持ち続けることが重要であることを強調しました。ポティンガー氏によりますと、中国共産党は政治闘争の達人であり、、計画的に「あくどいかつ熟練した」手法で台湾やアメリカの経済界のリーダー、学者、マスメディア関係者をじっくり育成し、地元の議員や市民が北京の考えと一致するような影響を与えることができるようにします。北京は、これらの影響力のある人物に常に報酬を与えたり、罰を与えたりし、その業績に応じてビジネスチャンスや政府の支援を提供したり、遮断したりします。台湾の民主主義はすでに攻撃を受けており、中国共産党はインターネットを通じて偽情報を流し、情報源を隠し、ネットボット、ネット有名人、不透明なアルゴリズムを使って影響力を拡大し、正確な情報を誇張(こちょう)・歪曲(わいきょく)し、情報の背景を意図的にかき消している。これらすべての目的は、社会的信頼を損(そこ)ない、中国政府の言論統制を強化し、特定の人物や民主主義体制を非効率的で無能(むのう)に見せかけ、独裁主義を魅力的に見せかけることである。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41653047