けものフレンズ3ヤブノウサギフレンズストーリー_km3

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|´-`)1話#00:162話#07:443話#13:47ヤブノウサギの学名 Lepuseuropaeus の、"eu ropaeus” は “ヨーロッパの” を意味しますが、ヨーロッパで最も一般的なノウサギであり、ヨーロッパノウサギとも呼ばれます。人間の暮らしにより、古くからヤブノウサギが好む草原環境がヨーロッパに広がったことが、ヤブノウサギの分布を拡大させたと言われています。ウサギ科の最大種であり、迅速に走ることが古くから知られていました。イソップ物語の「ウサギとカメ」でカメと競走するウサギは、ヤブノウサギとされます またローマ時代に敏捷なヤブノウサギは狩りのターゲットとしてイギリスへと運ばれ狩猟犬としてビーグル犬がつくられました。このヤブノウサギの意外な特技が、立ち上がって前足を相手にぶつけあうボクシングです。このボクシングは、大金と名誉のため に戦う人間のボクシングとは異なり、メスの前で自分の強さを示すためにオス同士が激しく殴り合ったり、 メス自身がオスの強さ を試すためにオスに殴りかかったりするものですが、相手に深刻なダメージを負わせることはないものです。 2022年末にボクシングの統一世界タイトルマッチのためにイギリスから来日したポール・バトラー選手は井上尚弥選手にノックアウトで敗れましたが、パンチのスピードはとても速く、ヤブノウサギのボクシングのルールならば、より能力を発揮できたかもしれません。さて、16世紀から18世紀ごろのヨーロッパにおいては、ツノを生やしたヤブノウサギが暮らしていると信じられ、Lepus cornutus という学名まで与えられました。より古くのアラビアの文献にも、アルミラージという名前のツノをもつウサ ギが登場します。ツノがあるウサギは、このアルミラージや、いっかくうさぎという名前で某国民的RPGに登場したことを記憶している人もいるのではないでしょうか。じつは、現在の研究でウイルスの感染により、「ツノ」 に見える腫瘍がウサギの頭にできる事例が報告されています。ツノを生やしたヤブノウサギは当時のヨーロッパの草原に本当に暮らしていたのかも知れません。(外来生物学者 坂本 洋典 フォト解説より)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41673819