糠やもみ殻等の食材開発に懸念

糠やもみ殻等の食材開発に懸念

2022年、中国共産党当局は、厳しい防疫(ぼうえき)政策の影響に加え、中国全土で記録的な干ばつと洪水が発生したにもかかわらず、「穀物(こくもつ)の豊作」を訴えました。中国衛生健康委員会は先日、「国民栄養強化のための米ぬか食用化推進に関する提言」の詳細を発表しました。中国衛生健康委員会によりますと、現在、米ぬかは主に飼料(しりょう)の生産に使われ、食品原料としては主に米ぬか油(あぶら)の生産に使われています。米ぬか産業を発展させ、米ぬかの栄養価値を活用することは、食品ロス削減の推進と国民の栄養状態の改善につながります。また、中国衛生健康委員会は、米ぬかの利用促進の広告宣伝の強化を要請し、米ぬかを「薬用・食品用リスト」や「中国薬局方(やっきょくほう)」に記載させました。中国衛生健康委員会のこのニュースの発表により、世間の注目を集め、熱い議論を引き起こしました。多くのネットユーザーが「米ぬかが家畜の飼料であることは、何千年にもわたる人類の生活体験が教えてくれている。 もし衛生健康委員会が米ぬか産業の発展を誠実に望んでいるのなら、まず衛生健康委員会の指導者に1日1斤のぬかを1ヶ月間食べてもらい、その後に私たちがフォローアップします」、「衛生健康委員会は米糠産業の発展が穀物ロスの削減と効率化に寄与すると言っていたが、CCTVは我が国がまた穀物の豊作だと言っているでは無いか」などと不満を漏らしました。2019年から、共産党当局は各地方政府に対して、ベルトを締め、支出を抑えて、厳しい生活に備えるよう求めるいくつかの通達を出しました。2022年10月、中国共産党当局は中央と地方の「三公消費」の支出状況を報告し、その中には8回も「タイトな生活」という言葉を言及しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41717151