米中関係悪化 中国は、イラン総理の訪中を誘う

米中関係悪化 中国は、イラン総理の訪中を誘う

イランのライシ大統領は、2月14日から16日まで中国を公式訪問し、中国の習近平国家主席と会談する予定です。今回はライシ氏就任後、初の中国訪問となります。中国からアメリカに飛来した気球の問題を巡り米中関係の緊張が高まる中、習近平氏が「中国・イラン包括的戦略パートナーシップの一層の発展を促進する」ため、対米強硬派のイラン指導者を突然招待したことは、特に注目されているようです。AP通信によると、中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官が日曜日に今回の訪問について発表しました。国営イラン通信(IRNA)によると、両国政府は今回の訪問中に協力文書に調印する見込みです。さらに、ライシ氏は、中国の実業家や中国に住むイラン人との会合に参加する予定です。習近平氏とライシ氏は昨年9月、ウズベキスタンのサマルカンドで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議で会談し、その際に習近平氏は中国のイラン支持を強調しました。中国もイランもアメリカと対立しており、ロシアとともにアメリカをけん制する重要な勢力になろうとしています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41804147