お金が欲しいなら、まず資本論を理解するのだ

お金が欲しいなら、まず資本論を理解するのだ

今日は、マルクスの『資本論』という本についてお話しします。この本は、資本主義という経済システムの問題点を指摘した本で、商品、貨幣、労働力、利潤などの概念を扱っています。まず、商品とは、私たちが買ったり使ったりするものです。商品は、使えるものである「使用価値」と、お金で買える「交換価値」の2つの側面を持っています。商品の価格は、市場での需要と供給によって決まります。次に、労働力とは、人が働くために必要な能力や技能のことです。労働者は自分の労働力を売ることで生計を立てますが、資本主義経済では、労働者は自分が生産した価値以上の賃金をもらえないことがあります。その差額は、資本家の利益となります。つまり、資本主義経済においては、労働者と資本家の間には不均衡な関係が成立しているのです。さらに、マルクスは資本家が生産手段を所有することによって、労働者を支配し利潤を得ることができると考えていました。資本家は利益を最大化するために、労働者に支払う賃金を抑えたり、労働時間を長くしたり、労働条件を悪化させることがあります。これによって、労働者は過酷な労働環境で働き、不十分な賃金で生計を立てなければならなくなります。マルクスは、資本主義が労働者を搾取するシステムであり、不平等な社会構造を生み出す根本原因であると考えていました。彼は、資本主義が自己矛盾的なシステムであると主張し、最終的には自己崩壊すると予測していました。つまり、『資本論』は、商品やお金といった身近なものから、経済システムの問題点まで幅広く扱っている本です

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41823811