郭台銘氏が台湾総統選への立候補を表明

郭台銘氏が台湾総統選への立候補を表明

4月5日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者である郭台銘(かく・たいめい)氏はアメリカ訪問を終えて早朝の便で台湾に戻りました。同日午前10時の記者会見で、郭氏は国民党の推薦を求め、2024年の台湾総統選挙に正式に出馬すると発表しました。同氏は、もし自分が候補者になることができれば、2024年の総統選挙を勝ち取るようすべての非「泛緑連盟(はんりょくれんめい)」を結集すると自信満々で語りました。一部の台湾ネットユーザーは、「郭氏は再び媽祖(まそ)神廟に導きを示され、当選を確信させたではないかと」揶揄しました。郭氏の自信は実に媽祖から生まれ、ただ、彼が信仰する今回の媽祖は神廟に宿る守護神ではなく、海峡の遠い対岸にいる中国共産党の皇帝、習近平です。郭文貴氏は2019年のライブ配信で、「彼は中国政府が育成に力を入れている次期台湾総統です。中国は郭台銘氏の媽祖であり、確実な当選を加護する一方で民進党候補者頼清徳(らい・せいとく)を当選させないように万全を尽くします」と述べました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42051997