RX-110ガブスレイ【バトオペ】

RX-110ガブスレイ【バトオペ】

パプテマス・シロッコが提出した設計案を元に、ルナツー基地にて開発された試作可変型モビルスーツ(TMS)。型式番号はRX-110。同ナンバーは、ルナツー基地で製造された10番目の機体であったことを示す。従来、モビルアーマー(MA)形態を運用の基本とした「可変モビルアーマー(TMA)」が主流であったティターンズの可変機の中で、ムーバブルフレームを本格的に導入したTMSの1つである。TMA同様の機動性、運動性を有し、Zガンダムと並び第3世代MSを代表する機体の1つ。TMSとしてほぼ同時期に開発されたハンブラビが単純な変形機構であるのに対し、本機は非常に複雑な変形機構を持つ。単機の基本性能は申し分ない機体だが、その特殊かつ複雑な変形機構によって製造コストの高騰化・整備性の問題が生じた。その結果制式化には至らず、少数の試作機の製造を以って開発計画は中断された。なお、生産された機体の内3機はティターンズによって実戦投入されており、ジェリド・メサ中尉とマウアー・ファラオ少尉が搭乗し優秀な戦果を残した。MA形態は昆虫を彷彿とさせる独特のフォルムを持ち、小説版ではその姿をセミに例えられている。各部装甲を前方に配置することで防御力を向上させると共に、全身に内蔵された22基のスラスターをギャプランと同様に後方一点に集中させ、その尋常ならざる加速性能を最大限利用した一撃離脱戦法を得意とする。脚部クローアームはMSの腕部程度であれば潰す程に非常に強力なものであり、MS形態でも脚部のみ変形させる事で使用可能で(これを中間形態とも呼ぶ)、射撃装備のままでも優秀な格闘性能を発揮する。なお、このクローアームは後にバイアラン・カスタムの腕パーツに組みこまれた。機種統合計画により後継機「ガンダムTR-6[ハイゼンスレイⅡ]」が開発されており、中間形態や武装を構えた姿にその名残を見ることができる。また、小説『ガイア・ギア』に登場する第5世代MS/マン・マシーン「ゾーリン・ソール」と型式番号が重複している。ただし、ゾーリン・ソールの型番はガブスレイと異なるロールアウト年の法則である。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42112903