中国の「新農村土地譲渡制度」、厳しい執行に懸念の声

中国の「新農村土地譲渡制度」、厳しい執行に懸念の声

中国農村部の土地譲渡に関する新しい規則により、中国共産党が「食糧供給の安定化」の名目で農地の集団没収と再分配を準備しているのではないかという懸念が海外メディアで報じられました。中国農業省は今週、農村の土地使用権の譲渡を「規制」し、中国の農村土地の使用について「監督と管理を強化」する試験的な計画を開始すると発表しました。これらの土地は通常、30年間の「家庭請負(うけおい)制」契約で農民に貸与され、所有権は引き続き政府にあります。これは中国共産党トップの習近平が政権を握った後の動きで、農村の貧困を減らすために都市部への移住を促すため、2016年、請負った農業用地から有償で退出することも可能になったとのことです。新しい土地規制の下で、当局者は物議をかもす「農業管理官」を通じて「政府の完全なリーダーシップを発揮する」ことが期待されていますが、批評家たちは、これらの「農業管理官」がこの国を毛沢東時代の農業集団化と人々の日常生活のマイクロマネジメントに戻すのではないかと恐れているとのことです。アナリストや農家は、追加規制の主な目的は、食糧供給に対する国家の統制を強化し、必要に応じて農家から農村部の土地の譲渡を促進することであると述べています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42136306