中国、「反スパイ法」の改正で外国人を逮捕

中国、「反スパイ法」の改正で外国人を逮捕

中国共産党政府は、反スパイ法の改正で、当局が国家安全保障に関連すると判断したあらゆるものを対象とし、当局の捜索・差し押さえの権限を拡大し、個人に出入国禁止を課すなど、取締りを強化しその範囲を大幅に広げたと、海外メディアが4月27日に報じました。改正法の新たな条項の1つは、法律の捜査権限を国家安全保障局にも拡大し、未確認のスパイや疑いのあるスパイの所有物、および「関連する個人および組織」の電子機器や施設を検査できるようにしました。また、公安当局は「関連する文書、データ、資料、物品を検査、収集することができ、関連する個人および組織は協力するものとする」とされています。法律専門家は、反スパイ法の改正が、特に重要な技術、研究、監視、その他の潜在的に敏感な分野で、中国で働く外国の個人および事業体が直面するリスクを高めていると警告しました。つい先月も、中国に拠点を置くアメリカの信用調査会社ミンツ・グループの現地中国人社員が逮捕されました。また、中国にいる多くの外国人がスパイ行為や国家安全保障の罪で起訴されており、カナダ人2名のほか、オーストラリア人と、同じく3月にスパイ防止法違反の疑いで拘束された日本の製薬会社幹部も含まれています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42163363