バッハ:マルコ受難曲 BWV247(トン・コープマン復元版)

バッハ:マルコ受難曲 BWV247(トン・コープマン復元版)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=kp5Toc7Arfk )。バッハは生涯において受難曲を5曲作曲したとされていますが、そのうち完全な形で遺されたバッハの真作はマタイ受難曲とヨハネ受難曲の2作のみです。そして、もう1つの真作としてマルコ受難曲BWV247が挙げられます。この作品は1731年に初演され、1744年に再演されたことがわかっていますが、現存するのは台本のみで、楽譜は失われているため演奏は不可能とされていました。しかし遺された台本の歌詞の構造を分析した結果、バッハの他のカンタータなどから曲が転用されているらしいことが判明し、これにより多くの作曲家・音楽家がマルコ受難曲の復元に挑むこととなりました。その中でおそらく最も有名なのが、トン・コープマンによる復元版です。大抵の復元版では曲は再現しているものの、曲の間をつなぐレチタティーヴォは再現が不可能なためセリフを読むだけにとどめていますが、コープマンは自らレチタティーヴォを作曲しており、それがバッハの曲に違和感なく溶け込んでいるのは本当に見事な腕前だと思います。デボラ・ヨーク(ソプラノ)ベルンハルト・ランダウアー(カウンターテナー)クリストフ・プレガルディエン、ポール・アニュー(テノール)ペーター・コーイ、クラウス・メルテンス(バス)トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラアムステルダム・バロック合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42169432