中国刑務所 収監者を強制労働に

中国刑務所  収監者を強制労働に

海外メディアが5月4日に発表した調査報道によりますと、アメリカに本拠を置く100年以上の歴史を持つ上場企業ミルウォーキー社が、中国湖南省赤山刑務所から手袋製品を調達していたことが明らかになり、中国共産党の奴隷労働製品に対する国際的関心を呼び起こしました。調査員は、赤山刑務所で強制労働を受けたことのある人物にインタビューを行い、ミルウォーキー社のサプライヤーである上海セレクト社を秘密裏に調査した他、アメリカ政府の規制文書も慎重に分析したとのことで、その結果、赤山刑務所と提携している上海セレクト社はミルウォーキー社のために「高性能手袋」を製造していたことが判明しました。赤山刑務所の元収容者によりますと、収容中他の収容者と共に手袋作りを強制されたとの事です。労働時間は1日約13時間で週7日であると言い、1日の給料は48セントで、休みは旧正月の間だけだったことを明かしました。また、刑務所の工場環境は蒸し暑く、多くの収容者は湿疹や粉塵アレルギーに罹り、苦しまれていたとの事です。また同報告書は、非網羅的な調査から得られた情報によりますと、現在、中国には少なくとも681社の国有刑務所企業が存在すると指摘しています。これらの企業は高度な中央集権的・統一的に管理されているため、その労働資源はほぼ無償の奴隷労働者で、しかも肉体的・心理的限界を挑む状況や拷問に迫られる強制労働であることがわかっています。それに、中国共産党政府による裏の支援も加え、すでに制約を超えた超強力な経済貿易実体が作り上げられたことが懸念されています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42198207