中国スマホ大手OPPOがチップ工場を閉鎖し3000人が失業

中国スマホ大手OPPOがチップ工場を閉鎖し3000人が失業

アメリカの、中国に対する技術的デカップリングが進む中、中国共産党政権の半導体チップ生産活動において、再び悪いニュースです。中国スマートフォン大手メーカー、オッポ(OPPO)は5月12日、モバイルチップ研究開発の中止と、設計会社であるZEKU(ZEKU Technology Co.、Ltd)の閉鎖を決定し、3,000人を超える従業員が、失業に直面しています。OPPOの自社モバイルチップ開発事業は、2019年頃から始まり、過去4年間で、ZEKUテクノロジー有限会社の総従業員数は、3,000人以上に達しました。同社は上海本社のほかに、成都、西安、アメリカ、日本に拠点を持っています。OPPOは、かつて独自のモバイルチップを作るために、日本円で約9800億円(500億人民元)を投資し、高給を提示して、業界から積極的に人材を集め、その多くは、Huawei (ファーウェイ) 、HiSilicon(ハイシリコン)、Qualcomm(クアルコム)、MediaTek(メディアテック)といった、チップ設計におけるリーダー企業の、シニアスタッフであると主張しています。OPPOのスマホには現在、クアルコムとメディアテックのSoC(エスオーシー)が搭載されています。OPPOは、世界経済とスマホ市場の不確実性を踏まえ、慎重に検討した結果、ZEKU事業の終了を決定したと発表しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42223642