ソフトバンク アリババ依存の経営が終結

ソフトバンク アリババ依存の経営が終結

世界的なテクノロジー投資大手である日本のソフトバンクグループが、5月11日に決算を発表した後、後藤芳光(ごとう よしみつ)最高財務責任者(CFO)は、同社がかつて保有していた、中国の電子商取引大手アリババグループの残りの株式を、事実上すべて売却し、資金調達に利用したことを明らかにしました。これは、ソフトバンクグループとアリババとの長年の提携関係が終わりつつあることを示しています。後藤氏は、ソフトバンクグループが、以前から保有していたアリババグループの株式の一部を担保とする、「株式先渡し売買契約」の金融商品などを通じて、現金で資金調達していたと表明しました。ソフトバンクグループは、メディアに対し、アリババ株売却は、事業環境を巡る不透明感の高まりに対処する守勢(しゅせい)シフトへの転換を反映したものだと説明し、資金調達によって手元流動性を厚くすることで財務の安定性につなげると述べました。ソフトバンクグループの、20年以上にわたる支援によって、アリババ及び中国のネット業界は、急成長を遂げました。しかし、ジャック・マー氏とアリババが、劇的な変化を起こした今、ソフトバンクグループは保有したアリババ株をほぼ全て売却し、アリババグループに別れを告げようとしています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42235859