経済不安で一攫千金に賭ける、中国宝くじの売上が過去最高を記録

経済不安で一攫千金に賭ける、中国宝くじの売上が過去最高を記録

24日のデータによりますと、新型コロナウイルス感染症の流行後、若者の失業率の高さに加え、中国経済の不確実性が高まっており、4月の中国の宝くじ売上高は10年ぶりの高水準に跳ね上がりました。 経済学者は、経済の不確実性はしばしば宝くじの売上と関連しており、人々はわずかなお金で一夜にして金持ちになることを望み、特に若者は他にすることがないため、宝くじショップに行き運を賭けるのだそうです。 パンデミック後は経済的な不透明感が増し、若者は自分の運を試すことに積極的になっています。 北京のショッピングモールで宝くじを購入した28歳の女性は「100万を稼ぐよりも100万を当てるほうがいい」と話し、彼女はインターネット企業のマーケティング担当者で、仕事を失うのではないかという恐怖感が宝くじ購入への動機になったと話してくれました。 財政省のデータによりますと、4月の全国宝くじ売上高は前年同月比62%増の503億3000万人民元で、過去10年間で最高となり、最初の4か月の売上高は前年同月比49.3%増の1751億5000万人民元となりました。 中国経済は第1四半期に4.5%の成長を遂げましたが、4月のデータでは成長の勢いが弱まり、若者の失業率は20.4%と過去最高を記録しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42274634