三島由紀夫の金閣寺⑦

三島由紀夫の金閣寺⑦

一旦全部読み終えましたが、流石に三島由紀夫最高傑作であると感じました。 まぁ自分の感想は繁華街の近くにある金閣寺よりも、舞鶴の田舎で自然をながめているほうが健全だということですね。 あと思ったのが昔の初恋の相手が外人憲兵と付き合って撃ち殺されたのですが、後で思い切って遊郭に行くのですが、主人公は初恋相手の有為子を探す様子が書かれていました。それは多分本人が固く好きな初恋の人としか体の関係を持たないぞという呪縛であり、望みであるが、それは幻であり、実際に初めての相手になる人はお金で買った商売婦で、楽しいかもしれないがそれは単なる肉的な繋がりだというものだけである。そして主人公はすべてのトラウマの元凶となる金閣寺を燃やすことを決行したのである。深い作品である。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42282901