河南省、小麦の損失甚大で地方と中央政府事実を捏造

河南省、小麦の損失甚大で地方と中央政府事実を捏造

中国最大の小麦生産地である河南(かなん)省は、全国小麦の4分の1を生産しています。現在は小麦の収穫期を迎えています。しかし最近、ハーベスター数百台の通行が、高速道路で妨げられた結果、降雨直前の小麦収穫のベストタイミングを逃しました。そして、集中豪雨、強風、雹などの影響で、小麦が倒れ、水浸しになり、カビや発芽が発生し、多くの農家の元手と努力が、無に帰すほどの損失となりました。5月30日、河南省政府は、40億円(2億人民元相当)の緊急専用資金を提供し、農家の収益確保の為、小麦の乾燥に充てるとしています。現地の乾燥機販売員によると、今、多くの買付所ですら乾燥機を取り扱っていません。政策の詳細や、実施の手順などについて、彼らは専門家ではないので、分からない点も多くあるとしてますが、いくつかの政策が実現出来ないことはあるが、さらに多くの政策は、政治的プロパガンダにすぎないとしています。そして5月31日、CCTVは河南省において、小麦の収穫と乾燥を紹介する動画を公開しました。ある乾燥工場では、数個積まれた小麦の山に乾燥ラインが1本あるだけで、閑散としていて人の姿は見えません。農家では、道端や校庭などの空き地を使い、従来のやり方で小麦を乾かしていますが、6月6日には再び雨季が始まる予定で、この地域で収穫される小麦の問題に、拍車がかかるのは間違いありません。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42313325