「天安門事件」の犠牲者を世界は決して忘れない

「天安門事件」の犠牲者を世界は決して忘れない

アメリカ下院のナンシー・ペロシ議長は、1989年6月4日に発生した天安門事件の犠牲者を悼み、6月3日に声明を発表しました。 ペロシ氏は声明の中で、34年前、軍隊や戦車を見てもひるむことのない中国の一般市民が、基本的な権利を平和的に要求し、圧政に対抗するために街頭に立って行った抗議活動は、世界が目撃した現代における最も偉大な勇気ある行為の一つであると強調しました。また、北京が彼らの抗議活動に対して行った残酷な弾圧は、決して彼らの精神を破壊することはなく、後世の人々にインスピレーションを与え続けていると語りました。 ペロシ氏は過去30年間にわたり、中国の人権のために声を挙げ、中国共産党の責任を追及するよう求め続けてきました。悲しいことに、反体制派の投獄、ウイグル族に対する大量虐殺、チベット族に対するテロ、香港の民主主義と自由の弱体化、台湾の民主主義の脅威など、中国共産党による残虐行為がさらに加速している状況にあります。 ペロシ氏は、アメリカ議会では、現在超党派の二院制が幅広い合意に達し、中国共産党政府の行動をより注意深く検討するようになっていると表明し、その重要性について語りました。 ペロシ氏はかつて天安門事件から2年後の1991年、天安門広場に立ち、「中国の民主主義のために亡くなった犠牲者に捧ぐ」と書かれた横断幕を揚げていました。今回の声明でも、ペロシ氏は、世界は天安門事件の犠牲者を決して忘れないことを、中国政府に知ってもらわなければならないと、依然として強い姿勢を示しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42320154