眠れぬ夜の雨 / 鏡音リン

眠れぬ夜の雨 / 鏡音リン

しんとした部屋に雨の音が響き、僕を包む。孤独だったのかもしれないけれど、なんだか少し守られているような気がした。歌:鏡音リン詞・曲:Chuzuri(イラスト・・枯原あち様)2023ボカロック投稿祭参加作品です。______________________________________夕立ちが途切れた言葉を埋めて傘を打つ音だけでわかりあうような気がして愛情だって目に見えなくて当然というのに見えないから揺さぶられるのも人間だったねいつまでも僕のことを忘れないでいて欲しかったただそれだけの事さえが僕には言えなかったんだね瞼を閉じて頬を濡らして眠れる夜があることそれだけでなんだよかった悲しみも腕の中にこの脳内はありもしない宇宙の箱庭にいたりしてまだ僕の絵は水っぽくて破れ落ちた夏の日は君の記憶を悲嘆した独白詩としてみたり欠けたり凹んだりしたような歪も愛おしくて降下する夢を見ていた美しい空が苦しくて何重にも塗りたくった灰色で満たしてさよならきっと僕以外は同じ星を離れ行くんだろう回転する夜の群星の中の名も無いひとつだとしても

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42337661