中国大学入試の小論文に習近平の名言が初登場

中国大学入試の小論文に習近平の名言が初登場

先日行われた中国の大学入試の国語の小論文問題の中に、「他人の灯を消しても自分は明るくならない」「一輪だけでは春ではない」など、中国の習近平主席の2つの名言を引用して、受験生に自分の考えを書かせるという問題がありました。問題では、この2つの文章が「普遍的な真理を生き生きとした想像力豊かな言葉で語る習近平総書記の演説」であることを強調しています。公開情報によると、第1パラグラフは今年3月に北京で開催された「中国共産党と世界の政党とのハイレベル対話」で習近平氏が行った講演、第2パラグラフは2014年3月にユネスコで習氏が行った講演からということです。 過去には、どちらの発言も、中国が「人類運命共同体の構築」を提唱していると解釈されていました。近年、中国の宣伝部門は習近平の礼賛を強めています。 早くも2018年には、一部のテレビ局が習近平氏の思想に関するバラエティ番組を開始しています。 習近平思想」をテーマにした教育活動も各地で開始され、いくつかの大学では習近平思想の研究センターが設置されています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42340009