中国人民銀行の連続利下げ

中国人民銀行の連続利下げ

海外メディアの報道によると、2つの主要な貸出金利を予想に反して引き下げた後、中国人民銀行は16日、6月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を2.75%から2.65%へさらに10bp(BP)引き下げると発表、これにより金融システムに約330億ドルが注入されると見通されています。 中国国家統計局は11日、5月の消費財小売総額は前年同月比12.7%増となり、4月の同18.4%増から急減速したと発表しました。 5月の消費財小売総額は前年同月比0.4%の増加にとどまり、感染予防のための規制緩和を受けた中国における個人消費の急増が落ち着きつつあることを示唆しています。 このことは、若年層の失業率の継続的な上昇と相まって、中国経済の苦境の深刻さを浮き彫りにしており、5月の16歳から24歳の労働力調査による失業率は20.8%と過去最高を記録しています。 エコノミストたちは、金利の引き下げが中国の急速な経済成長を牽引するのに有効であるとは懐疑的です。 エコノミストの多くが、中国政府は、コロナ禍流行後に多額の負債を抱え、すでに消費や投資を恐れている企業や消費者に自信を持たせる必要があると考えています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42369058