或る夏の / 雨森文庫 ft.星界、夏色花梨

或る夏の / 雨森文庫 ft.星界、夏色花梨

お疲れ様です。雨森文庫です。夏の歌とポエトリーリーディングを作りました。歌唱 :音楽的同位体 星界(公式サイト  https://sekai.kamitsubaki.jp )語り :夏色花梨( https://tokyo6.tokyo/natsukikarin/ )ほか :雨森文庫( https://twitter.com/unackkyhttps://www.unackky.com )一呼吸置いて、雨礫を感じている穿て、憂いて、穿ち、憂う静かに騒がしく、冷たくも微温く、優しくも厳しい数多の雨粒が墜落死する夏の日かと言って、限りある人生を無駄に費やした午前四時前の明らむ深い青、青色ここに或るのは、夢芥の掃き溜め伽藍洞ではなく糧を探した、証明を見飽きた定型文、血迷った舌足らず、そうやって夏を扇動していく陽炎みたく眩しく僕は死ぬんだ生きるのが辛いなんて生きてもねえくせに後日談みたいに語るじゃねえか世界は酷く残酷だ当たり前に 当たり前に笑った俯瞰の空に雨曝す網膜にしがみつく、いつかの苦し紛れの優しさそれを日常と呼ぶには何か足りないから、ここで雨宿り膝下、濁流、一滴、希望それ以外不確かに危ぶんだまま、長い夏と長くない僕らの人生灼ける空気の匂い、嘘と行方不明幸福の定義、浮かべた絵空事あゝ喉が渇く風の息継ぎを感じたときにはもう追いつけないほど遠くなっている遠くで、鳴っている雲が剥がれた空は一番透明な青色のままもう、帰らなくちゃでもどこへ明日が晴れるか、わからないただこの空の元で感情の行き場なく叫んでいる卑怯者と罵った或る日の群像劇、群青世界を紐解くその裏で幾許かの寂しさ、語るにも名前は無い俯瞰の空に光或り無呼吸で蒸発していく、痕跡を青空への答え合わせ逃げ場なく、留まるまでもない君は言った。世界がどれだけ綺麗か教えてやるって心臓の音が五月蝿いでも止めるには心許ない夏はそれら死体の真上に転がっている、今日も転がっている

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42446201