MS-14L ゲルググL(ランツィーラー)

MS-14L ゲルググL(ランツィーラー)

MS-14A ゲルググはビーム兵器を扱える量産機として生産された。一方で推力と運動性を活かし、広範囲に被害を出さない大槍で迎撃対応するというアプローチによって生み出された親衛隊仕様機──それがMS-14L ゲルググL(ランツィーラー)である。要人警護のためにMS-14Aへ簡易バックパックを装備することで推力強化を図り、さらにヒート・ランスにもサブ・スラスターを内蔵することで白兵戦距離での突撃時の威力を高めている。またランス・チャージ(ランスを構えての突撃戦法)中の耐久力を確保するため、大型のシールドが装備された。装備がヒート・ランスと大型シールドのみという偏った設計コンセプトは、ロイヤル・ガードの機体へと連綿と続いていくことになる。ア・バオア・クーにも持ち込まれたが、機種転換の時間がなかったためベテラン兵ではなく学徒兵が乗ることになったと云われている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42473604