勇気ある供養

勇気ある供養

海の底から出現する謎の艦艇群、深海棲艦に次ぎ、新たな脅威が人類の前に立ちはだかった。今現在、それらは日本近海にのみ、存在が確認されている。深海棲艦の登場により、以来、混乱を極める国内外の情勢を鑑み、大本営は本件を現・最重要機密として更新。この新敵性体に関して、一般には情報規制がなされること、また急きょ、緊急の対応がなされることが決定した。本件及び新敵性体においては、専門家がいるとの情報を"出自不明"ながらに入手した大本営は、その専門家に協力を要請することを決断。専門家の男は、その界隈ではデビルハンターと呼ばれていた。新敵性体のことを、彼は"悪魔"と呼んだ。専門家の協力と助言等により、日本近海に徘徊していた新敵性体"悪魔"の本格侵攻を未然に防ぐことができた当該の鎮守府では同じく専門家の監督と助力、指導により、新兵装の開発と導入に成功。また新たに訓練内容も改められたこともあり、大きく戦力の増強がなされた。新兵装の開発には、悪魔を排除した海域から得られる、魔石なる物の入手が可能になったことが大きい。ある時、鎮守府近郊区内を歩いていた一般人の少女、大神マリコちゃんはひょんなことから、奇妙ではあったが綺麗な石を見つけて拾い上げる。そして、ふと気付くと目の前には外套を身に纏った謎の人物が立っていた。その者はこう言った。『もっと速さを求めるならば、その石を』と。ほどなく、悪魔の存在が確認されている当該鎮守府にて、緊急警報が発令。速やかに臨時作戦が発案される。作戦の概要は、所属と目的不明の少女と謎の小型マシンが鎮守府内に侵入し爆走しているため、これらを無傷かつ秘密裏に捕縛せよ、というものだった。作戦の性質上、求められる技能は丁重さ及び精確性であり、さらに隠密にも長けた艦娘が好ましく、同鎮守府所属の夕張型軽巡洋艦1番艦、夕張が考案した、危険性と破滅性を伴う悪魔的兵装(魔装)に対する適合性を持つ(艦娘)の序列、すなわち、The Magic Arms with Risks and Ravage Suitability (M.A.R.S) Ranking に基づき、以下の三名の艦娘に白羽の矢が立ち、選出される。すなわち、序列順位、40位 白露型駆逐艦3番艦 村雨27位 陽炎型駆逐艦2番艦 不知火14位 朝潮型駆逐艦5番艦 朝雲の三隻である。ヒトフタフタマル時、作戦は開始された。みたいな妄想を供養…!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42530554