ポリティコ(Politico)が入手した税関の記録によると、ロシアのバイヤーらは上海に本拠を置く「上海Hウィン」社が製造した防弾チョッキとヘルメットの注文を数十万件申告したといいます。記録にある商品は、同社のオンラインカタログと一致しています。 さらに、今年これまでにロシアが中国から輸入したドローンの価値は1億ドル以上にのぼり、ウクライナの30倍に相当します。中国とウクライナの関税データによれば、中国からロシアへの防弾チョッキの部品であるセラミックスの輸出額は69%増加し、2億2500万ドルを超えています。 ロシアは一般的に、貿易活動を隠すためにダミー会社を設立して中国の軍民両用製品を輸入することが多く、ドローンに関しては、中国メーカーDJIはロシアとの関係を絶ったと主張しており、その製品の軍事行動での使用を積極的に阻止しています。 しかし、ポリティコは香港の別の会社を通じて2022年10月にDJIドローンをロシアに供給するという中国企業アイフライト(Iflight)とロシアとの間の契約を発見しました。