花火大会【ソフトウェアトーク劇場】

花火大会【ソフトウェアトーク劇場】

 毎年恒例の花火大会が、今年も始まる。開始前に場所を取ろうとやってきたはいいが、…どうも、いつもより人が多い。例年の倍は来ているのではないか。そう思わせるような人混みだ。「うわぁ…。…この人混み、嫌気がさしますね。…どうします?もうすぐ花火始まっちゃいますけど…?」 隣で不機嫌な態度をとる千冬。確かに、この人混みでは落ち着いて花火を見ることも出来ない。人混みの嫌いな彼女にとっては殊更だろう。…仕方がないから、あまり知られていない穴場に向かうことにした。とはいえ、この人混みの中、迂闊に動けばはぐれてしまいそうだ。「…この人混みです。はぐれないように…、…手、繋ぎません…?」 千冬は少し俯きながら、手を差し伸べる。気恥ずかしさを抑え、優しく手を取り、人混みの中を脱出する。「…ここ、ですか。」 会場からは少し離れた、小川のほとり。やや離れてはいるが、花火を楽しむには十分な距離だ。先ほどの人混みから解放され、ほっと一息つく。すると間もなく、花火の爆ぜる音が響く。花火大会が始まったのだ。「…綺麗。」 色とりどりの花火が、夜空を照らす。私は、花火に照らされる美しい花に見惚れていた。使用素材(敬称略)立ち絵 花隈千冬:こーすけさんたまりあ背景 みんちりのfanbox( https://min-chi.fanbox.cc/ )効果音 効果音ラボ: https://soundeffect-lab.info/  群衆:かみゅぼすきー: https://voskey.icalo.net/@tifuneaMisskey.iohttps://misskey.io/@tifuneaTwitterhttps://twitter.com/tifunea_Vtuber

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