冬虫夏草/初音ミク

冬虫夏草/初音ミク

私には爽やかな夏を描写することが許されませんでした。冬虫夏草/初音ミク作詞作曲絵諸々 飲み残しあぶさんTwitter https://twitter.com/Sisite_NotiyamuYouTube https://youtu.be/MbrQ6v19LSM 前作 https://www.nicovideo.jp/watch/sm42155315?ref=nicoiphone_other 詩柔らかく砕けた蝶の骨の様に干からびた向日葵と虫の囁きを忘れて湿って粘ついた虚無感と安いセピア色みんな気付かずに通り過ぎていった熱い人工土の上で呑み込んだ蜜と嫌な程に澄んだ天井に吐いた罪は蒸留して 垂れ落ちた 鏡の僕が嘲笑った浸った 冬の虫を遠くの夏草が歪んだ 浮腫んだその腕を透かして重く伸し掛り生暖かい 風が剥ぐ葉落月の赤どうせ消えていくこの詩 静かにまた花葬して浅くなる呼吸が ゆるり 沈んでいく色が滲む様に兵どもが絢爛に嗄れていた無尽蔵に絡みついた夢の跡を掠めて飛んで火に入る羽虫の愛しい手違いもみんなあの紅霞が持っていったんだ欠けた玻璃の風鈴に映された罰が回らない呂律と口に留まった唾にさらりと触れ 指を容れた 蒼臭いのが滴り落ちた指先 伝いながら燻る冬虫の蠢き 成虫になれずに 菌糸に呑まれ不完全なままの僕を嘆いた 傾く陽と榎に付く赤それでも強く生きていた 蝉の叫びが耳を突くなんと壮美な幕引き しなだれた壮美な夏草

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42571643