音MAD

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「……!」コイツ、どこでそれを!?ヒマリは多分、思いつきで行動するタイプ。それなら今回のことだって、突発的なアイデアのはず。少なくとも、名前は今日つけたばかりだし。いや、仮に計画書か何かを作ってたとしても、この天才––––本人には絶対に言わないけど––––プログラマーが情報を漏らすようなヘマをするわけが……それとも意図的に?「入学からほんの数ヶ月で学園の隅々に手を、それとも耳というべきでしょうか。まるで迷い牛ですね。やはり––––ああ、このミレニアムの新星としたことが、すでにご存知とはいえ、勧誘をするよりも先に自己紹介をするべきでしょうか。私は明星ヒマリと申します。それから……」「……各務チヒロ。」「……」「ミレニアム学園、1年」「音瀬コタマ。」––––音瀬コタマ。セミナーのブラックリストからヒマリが見つけてきた、要注意人物。何らかの情報網を持っているらしい彼女は、監視カメラのように冷たい視線をゆっくりと行き来させる。「……」「ヴェリタス」「貴方たちのしようとしていることに、興味はありません。」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42579058