夏の散乱/初音ミク

衝突と乖離。Music/Movie:ひもろぎうつつ (Twitter→@himorogi1223)■歌詞予定はないそんなもんか昼の歪んだ空に吐いた青々桜並木、散歩の帰路今日は何をしよう悩んだ　小さくなった水溜り映る澄んだ空模様このまま薄ぼけた月の向こうまで辿り着いてしまいそう どうでもいい思考と時間の先遠のく蝉の声今まで思い返すこともしなかった僕の何かが溶けた 青空を描いたあの日と変わらぬ自分に心は動いた前髪を縫って揺蕩う光の粒らが優しく滲んだ前にも目にしたような景色だなあの流れる雲ですら抜け殻みたいな頭でも感傷に浸るよ またいつか。なんていうことを君はぽっと言うからさ今でも締め切った部屋の隅何か待っているんだ 雨が降った一筋降った君は笑って手を差し出した足は進んで視界揺らいで世界回った踊って心の散乱なんだから笑わないでよ 雨空を裂いた退屈凌ぎの日々ごと夏風邪と呼んだ正夢のようで無駄に膨らんだ青さと期待で眩んだきっと離れないそう思っていた君の小さな右手さえ白昼夢みたいな水面に昼青と消えた さよならだ あの空を描いた何色重ねたところで忘れていくんだそう思っていたんだ怜悧な君だからきっとわかっていたろうな青蜩混じりの田園風景を横切る次の駅無心で描いた想い出と手牡丹が咲いた 夜潮満ちた砂の浜で僕は知らない背中を追った冷たい夏夜に浮かんだ火の色、水色誰かも解らぬお前にくたばれ鳳仙花透明になる季節君と花、揺る夏空を描いた誰の目にも見えぬほどの青い散乱だ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42582291