なにかがおかしい/重音テト

なにかがおかしい/重音テト

早く帰りたいよ陽射しを含んだ空赤よりも赤い雲見慣れない景色 心騒ぐ目を刺す葉の緑火照った夏の額誰も存在には気付かない湿った指の間いつもより広い歩幅形ない焦燥が汗をかかすただの蛋白質を必死に抱えながら鳩の死体は見て見ぬふり不自然な感覚と遅すぎた後悔をリュックに詰めて現実逃避した白昼夢 三千里どこまで行っても終わらない子供時代に見覚えのない風景が足を急かす妄信的な住人の目おかしいのはこの体だけ夏と孤独が乱反射してひどく脳を刺す暑い季節の端家とも言えない家塗装の剥げた白いポスト後ろは振り向かない顔は絶対上げない一人の体 一人で抱きしめた夙夜夢寐 曖昧にどこまで行っても終わりはない誰も住んでない団地の窓東屋に居座る陰きっとこの街は変われないいつか空さえ呑み込んでしまうただただ保身に走るように目を細める白昼夢 三千里どこまで行っても終わらない子供時代に見覚えのない風景が足を急かす妄信的な住人の目おかしいのはこの体だけ夏と孤独が乱反射してひどく脳を刺すTwitter @ky0__i

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