けものフレンズ3アオツラカツオドリフレンズストーリー_km3

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はじまりのフレンズ1話#00:162話#07:233話#12:38アオツラカツオドリは、白い体に風切羽(翼の羽)と尾羽が黒い、南国を連想させる大型の海鳥です。実際、この種の分布は主に南北の回帰線に挟まれた熱帯の海域になっています。嘴の基部と目の周辺は羽毛がなく、皮膚が濃い青色なのが和名の由来です。日本でもみられるカツオドリの仲間3種(他にカツオドリとアカアシカツオドリ)の中で一番大きく、翼開長が1.5m以上になりますが、日本で繁殖しているのは小笠原諸島の西之島などに限られ、観察できる機会が少ない種とも言えるでしょう。私も小笠原航路で探すことがありますが、未だに出会えたことはありません。カツオドリの仲間は長い嘴が鋭く尖り、体全体もスマートで流線型をしているのでいかにも速く飛ぶことができそうな格好いい鳥です。目は肉食動物や猛禽類のように頭の前側にあり、獲物と距離を正確に測ることができます。長い距離を飛びながらあ上空から小魚やイカなどを探し、獲物を見つけると30mもの高さから急降下し、最後は長い翼を体の後ろに引いて矢のように水面に突き刺さります。瞬間時速100kmにもなるスピードでダイブすることで水中10m近くまで潜水することができます。カツオドリは、このような採餌行動を可能にするため、翼や体の形だけでなく、海水が入ってこないように鼻孔がふさがっていたり、頭蓋骨はヘルメットのように頑丈にできていたりと他にはみられない進化を遂げています。(山階鳥類研究所 油田照秋 フォト解説より)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42727289