(W6) ヲシテ暦における四つの方角のイメージと文字デザイン

(W6)  ヲシテ暦における四つの方角のイメージと文字デザイン

ヲシテ暦における四つの方角のイメージと文字デザインについて述べる。ヲシテ文字のモトになるイメージは日時計である。日時計である以上、もちろん方角が示されている。 このイメージは、太陽の運行を方角にあてはめてみたものである。太陽は東から姿を表す。ヲシテ文献では、イメージの上側が南である。これは、南側から太陽が照らしてくるからである。普通の地図では上側が北であるので、そこが異なっている。ヲシテ文字では、東のことを(キ)という。ここではデザインについて詳しく述べないが、簡単に言うと、(キ)というのは、太陽光が上から差してくるというイメージである。東のことは、(ヒカシ)とも言う。これは、(ヒ)が「太陽」のイメージであり、(カシ)は、「光が差してくる」というイメージである。 そして太陽が南中する方向が南である。ヲシテ文字では(サ)という。(サ)というのは、大地が豊かなイメージである。太陽光が差していろいろなものを育んで生命を与えているということである。 やがて、太陽は西の地平線に没する。ヲシテ文字では、西のことを(ツ)という。これは、{太陽光が尽きていってしまう}というイメージになる。 真夜中には、太陽は北に隠れてしまう。ヲシテ文字では、(ネ)という。(ネ)というのは、太陽が無くなっている、寝(ネ)ているというイメージになる。 このように、毎日の太陽の運行は日時計となり、時間を表す。それは同時に方角も表している。そして、ヲシテ文字のデザインのモトになるイメージは、暦そのものを表現している。 (ヲシテ文字はこの文中では表示できないので、( )で示しました)  

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42829248