MS-18F 高機動型ケンプファー(カスタム・ビーム・ライフル装備)

MS-18F 高機動型ケンプファー(カスタム・ビーム・ライフル装備)

一年戦争末期に開発されたジオン公国軍のケンプファーを、一撃離脱戦法に特化した高機動型としてカスタマイズした機体。パイロットは旧ジオン軍残党のテロリスト、ミチェル・カノ。ケンプファーはもともと強襲用の重モビルスーツとして設計されており、同時期に開発されたモビルスーツと比べても極めて高い機動性を有しているが、本機はそのケンプファーを改造し、アナハイム・エレクトロニクス社(以下、AE社)がGP計画で開発したシュツルム・ブースター・ユニット3基を装着させることで、さらなる高機動性能を獲得している。それ以外にも、本機は内部パーツが全面的にオーバーホールされており、特徴的なシュツルム・ブースター・ユニットをはじめ、GP計画からの試作パーツが多数流用されており、AE社とテロ部隊との繋がりを強く疑われる結果となった。■GフレームFA解説MS-18 ケンプファーのF型を、一撃離脱戦法に特化する形で改修した高機動タイプ。原型機は強襲を想定した重モビルスーツで、当時から優れた機動性を有していたが、本仕様では大型のシュツルム・ブースターを新たに装着することで、さらなる高機動化が図られている。また、内部パーツは全面的にオーバーホールされており、シュツルム・ブースター・ユニットをはじめ、アナハイム・エレクトロニクス社製の試作パーツが多数含まれていたと推測されている。旧ジオン軍残党のテロリストであるミチェル・カノが運用した際も、開発試験0番機(エンゲージ・ゼロ・ガンダム)に対して一時、互角の戦いを見せた。だが、そうした高い戦闘力の裏に、アナハイム・エレクトロニクス社のテロ組織への関与が強く疑われる結果となった。■ミチェル・カノ(C0286)フォン・ブラウン市のジャンク屋で働く整備士。20歳前後。元ジオン軍のパイロット候補生(学徒兵)で、出撃を目前に控えていたが、ア・バオア・クーにたどり着く前に終戦を迎えてしまった。本人曰く、パイロットとしての成績は優秀だったとのこと。終戦後は、ケリィの営むジャンク屋で整備士として働いていたが、実は裏ではテロ組織のパイロットとしてテロ行為を行っていた。国粋主義者で、実戦を知らないまま終戦を迎えてしまったせいか、「ジオンはまだ負けてはいない」「悪いのは連邦」「連邦の支配からの脱却」というような歪んだ思想に強くとりつかれている。自分の考えこそが絶対的な正義であると信じ切っており、自分とは異なる主義主張を決して認めようとはせず、あからさまに嫌悪感や憎しみを押し出してくるタイプ。(cv.大地葉)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42874085