【戦争詩朗読放送の記録】大詔奉戴/大政翼賛会

【戦争詩朗読放送の記録】大詔奉戴/大政翼賛会

第二次世界大戦の戦時期にラジオ放送された戦争詩の朗読の録音。「大詔奉戴」は1942年1月に大政翼賛会が毎月8日の〈大詔奉戴日〉のキャンペーン用に作成した詩。隣組常会や種々の集会で朗読されることが期待され、実際ラジオでも毎月8日、ここでの和田信賢アナウンサーによる朗読が放送された。宣戦布告の詔書朗読がラジオ(拡声器)から流れ始め、鳴り止むまでの様子それじたいを詩のテクストとし、それをまたラジオから定期的に流すという、一種〈中毒〉的な発想がここに見られる。《昭和十六年十二月八日、/日は南、/冬木の枝のことごとく/明(あか)く清(さや)けく照りあかる時、/畏くも大詔(おほみことのり)は発せられ、/今し詔書奉読の声、/朗々として拡声器より流れ出づ。》

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4295221