韓国にとっては岸田は何でも言いなりになる「夢の総理」だった! 

韓国にとっては岸田は何でも言いなりになる「夢の総理」だった! 

キシダは尹錫悦の悪友一方、左派系紙のハンギョレは「キシダ退陣」に期待しました。「尹大統領が入念に関係改善図ったパートナー岸田首相、支持率20%も危ぶまれる」(11月21日、日本語版)です。毎日新聞の世論調査で岸田首相の支持率が21%まで落ちたことを紹介した記事です。その事実を淡々と報じただけで、本文では見出しにある尹錫悦大統領には一切、言及していません。「尹大統領が入念に関係改善を図った」という見出しはかなり踏み込んだ訳で、素直に日本語にすれば「尹大統領が入れ込む」くらいでしょう。そもそも韓国語版でも大統領はもちろん、韓国との関係は全く書いていません。こういった読者を釣る空(から)見出しは韓国紙の常套手段です。日米韓の3国軍事協力を進める尹錫悦政権は、ハンギョレから見れば北朝鮮との関係を悪化させる危険な存在。見出しを付けた編集者は、岸田政権と一蓮托生の尹錫悦政権を揶揄したかったのでしょう。岸田首相は韓国の左派からは「悪友」、保守からは「操りやすい人間」と見られているのです。岸田首相がなぜ、韓国に軽んじられるかについては「尹錫悦はなぜ『キシダ・フミオ』を舐めるのか 『宏池会なら騙せる』と小躍りする中韓」で詳述しています。「女の安倍」を警戒――韓国には茂木幹事長への警戒論があるのですね。 鈴置:高市早苗経済安保相への警戒論も語られ始めました。朝鮮日報の成好哲東京特派員の「『女の安倍』高市大臣がまたも動き始めた」です。成好哲特派員は「高市首相」に対し危機感を露わにしました。ポイントを翻訳します。・高市のこの日の集まりには自民党内の強硬右派が顔をそろえた。高市は毎年2回、靖国神社に直接参拝する右翼の人士だ。高市は「首相になっても参拝する」と明らかにしている。自民党に入党した1996年以降、靖国神社への参拝をほとんど欠かさないと朝日新聞は報じている。・高市は独島問題と関連しても「韓国にこれ以上、構造物を作らせない」と語り、日帝強占期の朝鮮人強制徴用も全面的に否認する立場だ。・高市は「女の安倍」と呼ばれるほど、安倍の支持を受けて政治的に成長した。なお、韓国の新聞業界には外国の政治家、ことに自分が嫌いな政治家には肩書を付けず呼び捨てにして大物記者ぶる人が多いのです。「植民地だった過去」を消したい――高市氏や茂木氏はなぜ、韓国に嫌われるのでしょうか。 鈴置:茂木警戒論の具体的な根拠を金玄基氏は書いていません。安倍政権の外相を務め、当時の文在寅政権に厳しく対したためだろうと、政界関係者は言います。高市氏に関しては成好哲氏は「右翼だから」とはっきり書いています。右翼は韓国にヘコヘコ謝ってくれません

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43078266