詞と旋律の残滓 / 初音ミク

詞と旋律の残滓 / 初音ミク

ゆPです。再投稿です。(2021/11/24)X : https://twitter.com/yuriwo_yup 僅かな生活を切り売って巣食う不安を養ってゆく青春を賭した音楽は可も不可もなく忘れ去られた喉が枯れるほど歌って詞も旋律も絞り尽くして手を差し伸べられた時には声の一つも出なくなっていた呼吸する生活よりも観念的な愛がお好きですか孤独を嘆いた歌うたいの手は強く握られていたどんなに夢を見ていても腹も心も満たされないけれど突然に日が昇るときっと目が眩んでしまうだろう少しの幸せと少しの不幸せと少しの安心と少しの不安をぼんやりと感じていたいだけ そう信じていたいけれど 月も星も見上げなければ輝かないようだだんだんとこの不幸も望む味がしなくなってきた名前のない苦しみはどうにも人に嫌われるようだ目に見えなければ言葉にならなければいけないかぼんやりと笑っている彼は幸せな人に見えるか一滴の汗よりも一粒の涙よりもどうして一片の愛が生活を豊かにしてしまうのか延々と不幸を嘆いたあの歌うたいも気づいたら二人で肩を並べて幸せを歌っていた割れた爪の先で剥がした瘡蓋のような 粘つく指先で潰した面皰のようなどうか醜くても良いから嫉妬させてくれ だけど現実はまあ言葉も人を選ぶようだ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43120896