【英傑大戦】気まぐれにデッキ変えつつ英傑【第189回:戦人の号令】

【英傑大戦】気まぐれにデッキ変えつつ英傑【第189回:戦人の号令】

戦人よ!爪を立て、牙を剥き、攻め掛かれぇ!!古代中国史において「春秋戦国時代」と呼ばれる時代がある。儒学の始祖:孔子が書いた「春秋」及び、前漢の学者:劉向が書いた「戦国策」を由来とし紀元前770年から550年間。紀元前221年に秦国が中華統一を果たすまでの長き動乱の時代。戦国時代末期、大国:楚の国の大将軍、項燕。項氏は先祖代々、楚国の将軍を担った将軍排出の名門一族であり項燕もまた項氏として楚国の大将軍を担っていた。項燕の前半生は不明であり、歴史の舞台に降り立ったのは戦国時代の終焉の頃であるこの時、五ヶ国合従ですら太刀打ちできない大国となっていた秦が、楚を滅ぼす為に攻め入ったが秦国側はかつて白起によって蹂躙したことがある楚を侮っていた。秦国の賢き将は楚を滅ぼすには60万の兵力が必要であると主張するがある将軍は20万の兵で十分だと主張。秦王は後者の主張を採用したのである。20万の兵とそれを唱えた将によって楚国が攻められることになるが、これを迎え撃ったのが項燕である。結果は秦国20万の兵は壊滅を喫し、さらに項燕は秦国王都へも攻め上がれる状況まで迫った。秦は60万必要論を唱えた将に頼み込んで対楚にあたるように頭を下げ今度は60万の兵を揃えて楚を侮らず必勝の構えで事にあたらせたという。戦国末期、戦において勝つことが当たり前になっていた秦国。その秦に戦で完全勝利を収めた武将は非常に数少ない。趙の李牧。楚の項燕。常勝大国:秦に土を付けることが出来た名将として歴史に名を残した。天下を取った秦は、後にこの項氏によって滅ぼされることとなる。その名は、中国史上最強として名高い武将「項羽」  彼は秦に戦勝を収めた項燕の孫である。項氏は秦に対して稀有な勝利を収め、その後、本当に秦を滅ぼしたのである。長兄の英傑大戦: mylist/73130055

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43131275